みなさまこんにちは、音と神託の紡ぎ手さゆらです。
ハープについて色々と知っていただきたくてこうしてブログ記事にしています。
タイトルにあるように、今回は「弦が切れてしまった」お話です。
アイリッシュハープの弦は、さまざまな素材があります。私が使用しているハープの弦は、アリアンス弦、シルクガット弦、とハープによって違います。
職人さんのハープは、アイルランドの職人さんが作った一点ものなのですが、今回その弦が切れてしまいました。
弦が切れたらどうするの?ということもよく訊かれますが、もちろん自分で張り替えます。交換方法はYouTubeに動画があるのであまり心配はいらないのですが、張り替えた直後の弦はなかなか音が安定しないので演奏会前とかだと致命的です。
今回切れた弦は、幸いにもほとんど使わない高い音の弦でした。
なんとか無事に張替えましたが、普段使わないのになぜ切れる…とちょっとショックでもありました^^;
でも、弦は消耗品。使おうが使うまいが、切れる時は切れます。そして、弦は全て太さが違っていて、番号が振られています。今回でいうと「ミ」の弦はその専用弦で交換するというのが原則です。
そして、演奏であまり使わないとしても、張っておかないとハープ全体に影響がでるといわれています。ハープのボディと、弦の張力でハープは成り立っていますし、張っていないと…歯抜けみたいでとてもカッコ悪い(笑)
これからしばらくは、じっくりゆっくり、たびたびチューニングしながら慣らしていきます。落ち着くまでに最低1ヶ月、数ヶ月かかることもあります。とはいえ、演奏には支障のないところなので少しほっとしています。
弦が切れたのは今回が初めてではありません。多分5回目くらいかな…と思うのですが、10年以上やっていてそれくらいの頻度です。また、教室の生徒さんで切れた場合は、私が張替えを代わってしていますが、それでも合わせて10回もないです。
さあ、この弦が落ち着いて気持ちよく音が響くようになるまで、のんびり待っていましょう。
♪宗像、福津、岡垣近郊でアイリッシュハープ演奏・教室講師をしています♪体験レッスンもあるのでお気軽にどうぞ♪
音と神託の紡ぎ手 さゆら