みなさまこんにちは、音と神託の紡ぎ手さゆらです。
先日、住んでいる校区の中学校で、「働く人に学ぶ会」というものがあって、占い師・アイリッシュハープ奏者という肩書きでお話をしてきました。
職場体験、というのが通常はあるのですがこのコロナ禍で中止となり、色んな職業、働き方をしている人の話を聞いて学ぶ、というのがコンセプトのようです。
中学2年生の生徒さんが6人1グループでやってきて、私が仕事のこと、働くことについての考え方などをお話しして質疑応答して、というスタイルでお伝えしていったのですが、私にとっても興味深い、とても勉強になる時間でした。
なんといっても、
伝えるって大変!
でした(笑)。
普段、占い師向けに「どのようにお客様に伝えるか」ということを講座でお伝えしているわけですが、今回の相手は中学生。しかも自分の仕事について、仕事観について話さなければなりません。
また、人によって視点は違うので質問も違ってくるのはわかっていたつもりでしたが、普段関わることがない相手とのコミュニケーションは、中学生のみなさんも緊張したでしょうけれど、私もとても刺激的で新鮮で、色々と考えさせられました。
中学生のみなさんは、占い師に占いしてもらう以外で関わるなんて、まずありえないことだったでしょうけれど(笑)
占いってどれくらい当たるんですか?
どこで修行するんですか?
一番大変なことはなんですか?
水晶玉とかで占えたりするんですか?
誰でも、そうした能力ってあるんですか?
etc…
ほんと、色んなことを訊かれました。答えながら、私が目指す「占い師としてのスタイル」を再確認することにもなりましたし、占いをどんなふうに捉えて頼ってほしいな、という思いなども一層明確になった時間でした。
中でも印象に残ったのは「占いの当たる確率」について。
「そうね、占いって、予言じゃないんだよね。当てるものでも当たったっていうものでもないんだけど、たとえば、君が何か悩みがあって…そうだな、好きな女の子がいて、その子のことを知りたい、もっと仲良くなりたい、うまくいきますか?って相談にきたとします。」
「君の話し方や、ちょっとした仕草、態度、話す内容、色んなところから占い師は君のことを理解して、どんな考え方とか、行動パターンをするとか、一生懸命話を聞きながら想像しているのね。その上で、占ってでてきた結果を、君にわかりやすい表現で伝えて、行動を促す、そんな感じで伝えます」
「そしたら、君も含め、お客さんっていうのは『自分のことをわかっている!』と思って ”当たってる”という言葉がでてくるのかな、って私はそう思っています。」
「まあ、だから、当たるっていう表現がそのままの意味じゃない、と私は思っています。当たったって言われることもあるし、そうじゃないこともあるから。」
なんて、お話をしました。
終わりにたどたどしくも、お礼の言葉を準備して伝えてくれたのもすごく可愛くて嬉しかったなぁ。貴重な経験でした。
あ、でも。
ハープのことはあまり訊かれませんでした^^;
まあ、どっちかってなったらやっぱり占いのこと聞きたいですよね〜。
楽しい貴重な時間でした。
中学生の皆さんが、これから進路のこと、受験のこと、色んなことを悩みながら選んで進んでいくときに、話したことが少しでも役立ってくれたらいいな、と思います。
さゆら