みなさまこんにちは、音と神託の紡ぎ手さゆらです。
5月になりましたね。ゴールデンウィーク真っ只中という方もいらっしゃると思いますが、私はサロンやオンラインのご予約をいただいているのでゆっくりするのは来週以降になりそうです。
さて、今回のテーマは「人間関係」。タイトルにあるように、気の合わない人とも付き合うこと、です。
人生を半世紀近く生きてくると、仕事はもちろん、プライベートでもいろんな人とご縁をいただきます。最初は仲良くしていてもある出来事をきっかけに離れていくことももちろんあるし、その逆もあります。
SNSで世界中の人と繋がることもできるようになったこともあってか、人間関係のうまくやっていけない、困りごとを相談されることも多いです。
そこで今回のテーマ
「気の合わない人とも付き合うこと」について。
まあ、地球の人口80億人を超えていますし、日本は少子化に伴い減少しているといっても1億2000万人以上はいるわけですから、気の合わない人がいても不思議ではないわけで。それでも「あの人はなんだかいやだ」で人間関係を切ってしまいたい、切ってしまう方が楽だから、ということもあるでしょう。
それがいいとか悪いとか、良し悪しの判断をしているのではなくて、単に「選択」の話です。
なので何を選ぶかは自分の心ですが、いわゆる「気の合わない人」相手にどう捉えて取り組んだらいいか、を私の経験もまじえながら書いてみたいと思います。
数年前、ある趣味のグループに入ったときのことです。新しい仲間として受け入れてもらうまでに、「ちょっとしたいじめ」みたいな攻撃を1年くらいされていました。毎回ではないのですが、月に1度くらいは私の存在を軽く否定してくるし、無視もたびたびでした。ま、本人はそこまで深刻に考えていない様子だったし、ストレスではあったものの「こういう人もいる」と自分に言い聞かせてやり過ごしていました。
そこから半年経っても、チクチクとした攻撃は続きました^^;
キッパリと言い返すことも考えたのですが、それをしなかったのは、その場の雰囲気を壊したくなかったし、そのグループ全体は楽しいものだったのでたった1人の人間のためにグループを抜けるのももったいなかったからです。
とはいえ、何度かブチ切れそうにはなりました(笑)
10年前なら、「もういいや」とさっさと次にいったかもしれませんが、こうした人間関係はどこにでも存在するとわかっていたので、結局それから数年が経過しても折り合いをつけながら関わっています。
折り合いのつけ方ですが、極力関わらないこと、相手にしないこと。でも、話しかけられたらフラットに接すること。ただ、過去に攻撃されたことがあると、この「フラットに接する」は難しいですよね。どんな風に捉えるかというと、
どうでもいい相手の言葉に不機嫌になるだけその時間が勿体ない
でした。
これからも関わっていくことになるだろうし、何かまた言われることもあるだろうけど、その度に自分がイライラして不機嫌になるのは損でしかない、と腹を括ったわけです。
そういう人は何もその人だけじゃないし、どこにでもいるから。
そう思うまでにはそれなりの時間がかかりましたが、今現在、そこまでストレスもなく一定の心の距離感を保って過ごしています。
…相手はどう思ってるかはわかりませんが^^;
フラットに接してみるのはいきなりはハードルが高いという人もいるでしょうから、最初は演じてみましょう。
過去に色々言われてムカついていてもそれを気にしないでいられる大人な私
です(笑)
大らかで、許す心をもっていて、少々のことを言われても傷ついたりしない強さとしなやかさがあって、何か言われても華麗なスルースキルがあって、、、、おお、私ってすごいじゃない、って。(笑)
でもね、これって結構みなさんやってるんじゃないかなと思うんです。だって、私ができるんだから、周りにもできる人がいたっておかしくない。そうすると、1つ気づくことがあるのです。
私も、そうして誰かを不快にさせていても許されているのではないか
って。
はい、ここで「大人な私」という一種の上から目線がどーんと下がりましたね(笑)
誰かを傷つけたり、合わないと排除したいと思ったりするのって、誰の心にも生まれるもので、それを真っ向から否定したり戦ったりせずにとりもたれている関係があるのではないか。
気の合わない人と付き合っているうちに、そんな風に思えるようになったのがここ最近です。
数年前の私、ブチ切れなくてよかった。(笑)
とも思うし、でも溜め込みすぎてもよくないな、と小出しにやりあってみたりして、不思議な均衡が保たれていくように感じています。
気の合わない人と付き合うって正直、大変です。ほんと大変。そしてここまでお話した人間関係についてはひとまず解決をみたと思ったら、
やってきましたよ次が。(笑)
ストレスはあるのですが、いい意味で免疫をつけたのと経験値があるので、しばらくは「必要以上に相手にしない」で経過観察しようと思っています。
こんなふうに、気の合わない人と付き合っているうちに自分が成長できることもあります。
尊厳が失われるほどに我慢しなくてもいいですが、ちょっとした「ささくれ」程度の面倒な関係のうちは排除よりも経過観察。今後も付き合っていきたいか、もう生理的に無理なのか、身の危険を感じるか、自分に問いかけながら「選択」をしていけばいいかな、と思います。
ああ、ほんとに、ほんとに、ブチ切れなくてよかった(2回目・笑)
気の合う人合わない人も含めて、面倒くささも全部ひっくるめて、受け入れられる大きな心の器を保っていけたらと思います。
きっと、私もそうして気づかないところで許されてきたのだと思えるから。
あ、でももしその判断が難しいとか、自分がどうしたいのか色々ありすぎて迷子になってしまった、ということでしたら私を頼ってご予約くださいね。お力になれれば幸いです。
さゆら